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65万円得する!大家のための「簿記」超入門【ほねぶとDr.】

65万円得する!大家のための「簿記」超入門 ~発生主義の正体~

大家のための簿記超入門
「簿記? 借方・貸方? …聞いただけでアレルギーが出そう」
「税金のことなんて、全部税理士さんに丸投げでいいじゃん」

そう思って、数字から逃げていませんか? 実はそれ、すごく損をしているかもしれません。

この記事を読むと、以下のことがわかります。

  • 税理士任せにせずとも「年間65万円の控除(=ボーナス)」を確実に受け取る方法
  • 大家業で最も重要なルール「発生主義」の正体

難しい計算は不要です。たった一つの「考え方」を変えて、便利な「アプリ」を使うだけ。 医師として多忙な毎日を送る僕も、最初はド素人でした。 しかし、この「キホン」を押さえたおかげで、無駄な税金を払わずに済んでいます。そのノウハウを、専門用語なしで解説します。

1. なぜ大家に「簿記」が必要なのか?

簿記(ぼき)とは、一言で言えば「自分のお店の成績表をつけるルール」のことです。 なぜ、医師である私たちが、そんな面倒なルールを覚える必要があるのでしょうか? 理由はシンプルに2つです。

① 自分のサイフ事情を正確に知るため

「今月いくら儲かった?」「来月の支払いは大丈夫?」 これがわからない経営者は、目隠し運転をしているのと同じです。

② 「65万円」のご褒美をもらうため

国(税務署)はこう言っています。「ちゃんとしたルール(複式簿記)で帳簿をつけてくれたら、ご褒美に65万円分、税金を安くしてあげるよ」

高所得な医師にとって、所得税率は非常に高いですよね。この「65万円控除」は、税率を掛けると手取りで約20〜30万円の価値があります。これをもらわない手はありません。

2. 運命の分かれ道!「現金主義」vs「発生主義」

では、「ちゃんとしたルール」とは何か? 簿記で一番大事なのが、「いつ、ノートに記録するか?」というタイミングです。 ここが今日のメインテーマです。

① 現金主義(お小遣い帳レベル)

  • ルール: 「お金が動いた日」に書く。
  • 例: お年玉をもらった日に「収入」と書く。
  • 判定: わかりやすいけど、青色申告65万円控除ではNGです。

② 発生主義(ビジネスの鉄則)

  • ルール: 「取引(約束)が発生した日」に書く。
  • 例: 商品が売れた日(入金はまだでも、売れた事実は確定している日)に「収入」と書く。
  • 判定: ちょっと難しいけど、65万円控除には必須です!

3. クイズで理解!どっちが正解?

では、具体的なケースでトレーニングしてみましょう。これがわかれば、あなたはもう「発生主義」マスターです。

【ケース1:家賃の年またぎ】

12月分の家賃(10万円)が、銀行が休みで「1月5日」に入金された。

❌ 現金主義: 「1月にお金が入ったから、1月の売上だ!」

◎ 発生主義: 「契約上、12月にもらう権利があったから、入金が遅れても12月の売上だ!」

【ケース2:経費のクレカ払い】

12月20日に壊れた給湯器を修理し、カードで払った。引き落としは「1月27日」

❌ 現金主義: 「通帳から減るのは1月だから、1月の経費だ!」

◎ 発生主義: 「修理してもらって支払う義務ができたのは12月だから、12月の経費だ!」

なぜこれが必要なの? 「その年の成績」を正しく出すためです。入金のタイミング(偶然)で、その年の利益や税金がコロコロ変わってしまったら、正しい経営判断ができませんからね。

4. 救世主!クラウド会計ソフトがあれば怖くない

「いちいち権利とか義務とか考えられないよ…」「発生主義なんて、毎日管理するのは無理!」 そう思ったあなた。安心してください。 現代には「クラウド会計ソフト」という最強の相棒がいます。

知識ゼロでも大丈夫。

freeeやマネーフォワードなどのソフトを使えば、「いつの家賃か」「いつカードを使ったか」を入力するだけで、AIが勝手に「発生主義(複式簿記)」で処理してくれます。

▼ 私はこれを使っています

銀行口座やクレカと連携すれば、入力の手間すらほぼゼロになります。
スマホアプリの使いやすさはNo.1。初心者におすすめです。

僕たち医師大家は、細かい計算をする必要はありません。「考え方」だけ理解して、あとはソフトにお任せしましょう。 年間1〜2万円のコストで、数十万円の節税と安心が買えるなら安いものです。

5. ソフトを使う際の「唯一の注意点」

AIは優秀ですが、万能ではありません。 以下の点だけ人間が意識しておくと、完璧な帳簿が完成します。

① 「発生日」を正しく入力する

ここだけはあなたの手が必要です。領収書を手入力する場合、「支払った日(引き落とし日)」ではなく、「レシートに記載された日(買い物をした日)」を入力してください。 これさえ守れば、あとはソフトが勝手に「発生主義」にしてくれます。

② 12月末の未決済分に注意

年末(12月)にクレジットカードで買った備品などは、「年内に届いているか(サービスを受けているか)」を確認して入力しましょう。 これだけで、引き落としが来年であっても、今年の経費として正しく節税に繋げることができます。

6. まとめ

今回は、大家業に必須のスキル「簿記」と「発生主義」について解説しました。

  • 税理士任せにせず、最低限のルールを知ることで経営力が上がる
  • 「お金が動いた時」ではなく「取引があった時」に記録する(発生主義)
  • 難しそうなら、会計ソフトを使えば一発で解決できる
  • ソフト入力時は「レシートの日付」を入れることだけ意識する

「数字に強い大家」は失敗しません。
65万円のボーナス(控除)をゲットして、手残りを増やしていきましょう!

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※E-E-A-T対策:簿記・会計に関する記述は、一般的な複式簿記の原則に基づいています。個別の取引における勘定科目の選定や税務処理については、取引の実態に合わせて判断する必要があります。不明点は税務署または税理士にご相談ください。

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