【不動産投資】”与信”とは何か?医師が持つ最強の武器「信用力」を骨太資産に変える方法
こんにちは!「整形外科医の骨太資産運用」ブログの運営者、勤務医大家のほねぶとDr.**です 🦴🩺。
不動産投資、特に僕のようにフルローン を活用して1棟アパートを購入するような場面で、避けては通れない、そして超重要なキーワードがあります。それが「与信(よしん)」です。
「ヨシン?」「なんとなく聞いたことはあるけど…」という方もいるかもしれませんね。これは一体何なのでしょうか?
一言で言えば、「金融機関があなたをどれだけ信用して、どれだけのお金を貸してくれるか、その度合い」のこと。 そして、何を隠そう、私たち医師は、この「与信」という、不動産投資において最強とも言える”武器”**を持っているんです 💪💰。
しかし! 武器は正しく使わなければ宝の持ち腐れ。使い方を間違えれば、自分を傷つけることにもなりかねません。
僕自身の1棟目購入 も、この「医師の与信」があったからこそフルローンが組めたわけですが、今思うと、その武器の強さに少し油断して、物件自体の評価(特に価格と資産価値のバランス)をもっとシビアに見るべきだった…という大きな反省もあります 😅。
今回は、この「与信」という武器の本質を深掘りし、
- なぜ医師の与信は高いのか?
- その武器を無駄にせず、「骨太な資産」に変えるための3つの鉄則
- 次のステップ(融資の種類)にどう繋げるか
【※重要※】
この記事は、僕自身の経験や一般的な金融知識に基づくものであり、特定の金融機関の審査基準や融資を保証するものではありません。また、税務や法務に関する専門的なアドバイスでもありません。実際の融資申し込みや投資判断にあたっては、必ず専門家にご相談の上、ご自身の責任で行ってください。
そもそも「与信」って何?金融機関が見ている2つのポイント
金融機関が、個人や法人にお金を貸すかどうか、いくらまでなら貸せるか、どんな条件(金利、期間)で貸すかを判断する際、その根幹にあるのが「与信」です。
与信とは、読んで字のごとく「信用を与える」こと。つまり、金融機関が「この人(会社)にお金を貸しても、ちゃんと約束通りに返済してくれるだろう」と判断する、信用の度合いを数値化したもの、と考えてください。
では、金融機関はその「信用度」を何で測っているのでしょうか? 突き詰めれば、以下の2つの要素に集約されます。
1. 返済能力 (Ability to Pay): 「ちゃんと返す能力があるか?」
これは、あなたの経済的な体力・安定性です。
- 収入の安定性・継続性
- 収入の額(年収)
- 勤務先・勤続年数
- 資産背景(預貯金など)
- 既存借入(ローン残高)
2. 返済意思 (Willingness to Pay): 「ちゃんと返す意思があるか?」
これは、あなた個人の信頼性・計画性です。
- 信用情報(クレジットヒストリー)
- 事業計画の妥当性
- 人柄・属性(社会的地位)
金融機関は、これら「能力」と「意思」に関する多数の項目を総合的に評価し、「この人になら、〇〇円まで、金利△△%で、期間◇◇年で貸せるな」という、あなた専用の「与信枠(クレジットライン)」を設定するわけです。
なぜ医師の「与信」は最強レベルと言われるのか?
では、なぜ私たち医師は、一般的に「与信が高い」「プラチナ属性だ」と言われるのでしょうか? それは、先ほどの評価要素の多くで、他の職業に比べて圧倒的に有利だからです。
理由1:圧倒的に「安定した高収入」 💪
金融機関が最も重視する「返済能力」において、医師は抜群の評価を受けます。
- 国家資格による専門性: 参入障壁が極めて高い。
- 需要の安定性(不景気に強い): 医療への需要はなくならない。
- 平均年収の高さ: 他の職種と比べ高水準。
- キャリアパスの予測可能性: 将来の収入見通しが立てやすい。
理由2:極めて低い「失業リスク」 🛡️
医師が職を失う可能性は極めて低く、万が一辞めても別の病院で働くことは比較的容易です。これは、金融機関にとって「貸したお金が回収できなくなる(=貸し倒れ)リスクが非常に低い」という、最大の安心材料になります。
理由3:社会的な「信用の高さ」 ✨
「先生」と呼ばれる職業であること、人命に関わる責任ある仕事をしていること自体が、一定の社会的信用につながります。これは、「返済意思」を評価する上で、「社会的地位を考えれば、借金を踏み倒すようなことはしないだろう」というポジティブな印象を与える可能性があります。
これらの理由から、医師は不動産投資ローンを含む様々な融資において、非常に有利な条件(低金利・長期間・高額融資)を引き出しやすいのです。僕が1棟目の購入で、自己資金ゼロのフルローン、しかも40年という超長期ローン を組めたのも、この「医師の与信」があったからこそです。
医師の与信を「骨太資産」に変える!最大限に活かすための3つの鉄則
さて、ここからが本題です。 最強の武器である「医師の与信」も、使い方を間違えればただの宝の持ち腐れ。それどころか、その強さに甘えてしまうと、僕のように「借りられる」ことと「儲かる」ことを混同し、思わぬ失敗を招くことにもなりかねません。
この与信を「骨太な資産」に確実に変えていくためには、以下の3つの鉄則を守ることが重要です。
鉄則1:個人の「信用情報」に絶対に傷をつけない!🛡️
与信の土台となるのが、個人の信用情報(クレジットヒストリー)です。どんなに高収入の医師であっても、ここに「延滞」などの傷がついていては、融資のスタートラインにすら立てません。
何をチェックされている?
- クレジットカードの支払状況(延滞、リボ残高など)
- 各種ローンの契約内容・返済状況(住宅ローン、カーローン、教育ローン、カードローンなど)
- 奨学金の返済状況
- 携帯電話・スマホ本体の分割払い(割賦契約)の支払状況(←意外と見落としがち!)
どこで管理されている?
これらの情報は、指定信用情報機関(CIC、JICC、KSCなど)に登録・管理されており、金融機関は融資審査の際に必ず照会します。
絶対に避けるべきこと:
- 支払遅延・延滞: たった1回のうっかりミスでも、記録(いわゆる”異動情報”)に残ってしまう可能性があります。「数日くらい…」という甘い考えは禁物です!
- 多重債務: クレジットカードのキャッシングやカードローンなどを安易に利用しないこと。
- 短期間での複数ローン申込: 「申し込みブラック」と見なされ、かえって審査に通りにくくなることがあります。
【自分の信用情報を確認しよう!】
心配な方は、CICなどの信用情報機関に情報開示請求をすることで、自分の信用情報が現在どうなっているかを確認できます(有料、オンラインでも可能)。一度、自分の「通信簿」を確認しておくことをお勧めします。
【医師は忙しい!だからこそ自動化と管理を徹底!】
僕たち勤務医は多忙です。だからこそ、クレジットカードやローンの支払いは口座振替を徹底し、残高不足にならないよう、給与振込口座と引き落とし口座をしっかり管理することが基本中の基本です。
鉄則2:「医師だから貸して」ではなく「事業者として提案する」意識を持つ!👨💼
高い与信があるからといって、「私は医師なので、年収も高いです。お金を貸してください」という姿勢(いわゆる「属性ゴリ押し」)では、金融機関から最大限の好条件を引き出すことはできません。
重要なのは、「医師である私(=信用力の高い私)が、これだけ綿密に調査し、収益性が見込めるしっかりとした事業計画を立てています。この『事業』に対して融資してください」という、一人の「事業者・経営者」としての視点を持つことです。
事業計画で示すべきこと:
- なぜこの物件なのか? (立地、建物、市場調査に基づく根拠 → 詳しくは過去記事「物件選びは土地が9割!」を参照!)
- 具体的な収支シミュレーション: 家賃設定の根拠、空室リスクや修繕費も考慮した現実的なキャッシュフロー予測、節税効果の見込みなど。
- 出口戦略(売却)の想定: 将来、どのような条件で売却できそうか、そのための戦略は?
- 自己資金の投入計画(もしあれば): 手元資金(預貯金)が潤沢であれば、それはプラス評価になります。
- 運営体制: 自分で管理するのか、管理会社に委託するのか?
金融機関は、あなたの「医師」という属性だけでなく、「不動産賃貸業」という事業そのものの将来性も厳しく見ています。しっかりとした事業計画を提示することで、「この人は単なる属性頼みではなく、ちゃんと事業として成功させる意思と能力があるな」と評価され、より有利な金利や融資期間、融資額を引き出せる可能性が高まります。
鉄則3:「与信は有限」と心得る!最初の1棟こそ慎重に!⏳
これが、僕が1棟目の経験から最も強く、そして痛感していることです。
医師の与信は確かに強力ですが、無限ではありません。特に、僕のようにフルローンで高額な物件(約1.67億円)を購入すると、その時点であなたの個人としての与信枠の大部分を使ってしまうことになります。
「医師なら次も簡単に借りられるでしょ?」と思うかもしれませんが、そうとは限りません。金融機関は、個人の借入総額(年収に対する返済負担率 DSR: Debt Service Ratio など)も厳しく見ています。1棟目で大きな借入をしていると、2棟目の融資審査のハードルは確実に上がります。
だからこそ、最初の1棟選びが、あなたの不動産投資キャリアの全てを決めると言っても過言ではないほど重要なのです。
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「借りられるから買う」のではなく、「買うべき物件だから借りる」:
高い与信力があると、多少条件の悪い(=儲かりにくい)物件でもローンが通ってしまうことがあります。そこで安易に飛びつくと、後々キャッシュフローが悪化する可能性が高まります。
(僕の1棟目も、評価額が購入額より低い という点で、まさにこの「借りられたけど、本当にベストな物件だったか?」という反省が強くあります…) -
与信の「温存」も戦略:
場合によっては、1棟目は自己資金を多めに入れる、あるいは少し規模の小さい物件から始めて、与信枠を温存しておく、という戦略も考えられます。 -
「法人化」による与信枠の活用:
個人の与信枠を使い切った後でも、「法人」を設立し、法人として融資を受けることで、個人とは別の与信枠を活用できる可能性があります。
与信とは、これまでの人生で築き上げてきた「信用」という無形の資産を、「お金を借りる力」という具体的な形に変換する装置です。私たち医師は、社会から大きな与信を与えられています。それは非常に幸運なことです。
しかし、その力を過信せず、「守り(信用情報維持)」と「攻め(事業計画)」の両面をしっかり固め、その有限である貴重な与信を、どの物件に投下するのが最も賢明か、慎重に見極めること。
【骨太的結論】与信は”武器”だが、使いこなす”知恵”がなければ意味がない!
今回のまとめです。
- 与信とは「返済能力」+「返済意思」であり、医師はこの両面で高い評価を得やすい。
- 最強の武器である与信を活かすには、「①信用情報に傷をつけない」「②事業者としての計画を示す」「③与信は有限と心得る」ことが鉄則。
- 特に最初の1棟は、「借りられるか」だけでなく、「本当に買うべき物件か」を厳しく見極めることが、将来の資産形成を左右する。
高い与信は、あくまでスタートラインでのアドバンテージ。それを無駄にせず、最大限に有効活用し、知識と戦略でしっかりと脇を固めること。これこそが、私たち医師が不動産投資で「骨太な資産」を築き、経済的な自由を手に入れるための王道だと、僕は確信しています。
次回予告:融資の「種類」を知らずに投資はするな!
さて、「与信」という武器を手にした私たちが、次に知るべきことは何でしょうか? それは、その与信を使って「どのような種類の融資」を引き出すか、です。
不動産投資の融資は、大きく分けて2種類あります。
- アパートローン(パッケージローン)
- プロパーローン(事業性融資)
これらは、審査の基準、金利、期間、そして何より「あなたの事業拡大」に与える影響が全く異なります。1棟目の僕は、シノケンさんの提携ローン(アパートローンの一種) を利用しましたが、2棟目、3棟目を目指すには、プロパーローンの理解が不可欠です。
次回は、この「アパートローン vs プロパーローン」について、それぞれのメリット・デメリットを徹底比較します。そして、「どこの金融機関が、どういう条件で貸してくれるのか?」という、皆さんが最も知りたいであろう具体的な金融機関の情報については、将来的に有料記事で詳しく解説していく予定です! お楽しみに!
参考文献・情報源
- 指定信用情報機関 CIC:信用情報とは
- (その他、一般的な金融知識、銀行の融資審査に関する情報)



