医師が都内新築木造を選ぶ訳。1.6億フルローンと節税戦略

不動産
医師が都内新築木造を選んだわけ。1.6億フルローンと節税戦略【ほねぶとDr.】

医師が都内新築木造を選んだわけ。1.6億フルローンと節税戦略

医師の不動産投資戦略

こんにちは!勤務医大家のほねぶとDr.**です 🦴🩺

前回の記事では、私が1棟目のパートナーとして「シノケンプロデュース」を選んだ理由(メリット・デメリット)についてお話ししました。

今回は、数ある不動産投資の選択肢(区分マンション、地方RC、中古アパートなど)の中から、「なぜ『都内・新築・木造』の1棟アパートを選んだのか?」 その戦略的理由を解説します。

また、巷でよく言われる「医師の信用力」が、実際の融資現場でどう炸裂したのか、そのリアルもお伝えします。

1. 【医師の特権】1.6億円フルローン・40年融資の裏側

不動産投資、特に1棟アパートのような高額投資において、勝負を決めるのは「融資」です。 ここで、医師という属性(社会的信用力)は最強の武器になります。

私が1棟目(約1.67億円)で購入した際の条件は以下の通りです。

  • 融資金額: フルローン
  • 融資期間: 長期 (法定耐用年数を大きく超える)
  • 金利: 約2% (提携ローン活用)

正直なところ、「もし失敗しても、医師として当直を増やせば返済できる」という銀行側の評価が、この好条件を引き出したことは間違いありません。

ただし、これは「諸刃の剣」です。

信用力があるからといって、収益性の低い物件を高値掴みしては意味がありません。医師の信用力はあくまで「スタートラインに立つためのチケット」であり、ゴールを保証するものではないと肝に銘じています。

2. なぜ「新築」なのか?(融資期間と修繕リスク)

利回りの高い「中古」ではなく、あえて「新築」を選んだ理由は3つあります。

① 融資期間を長く取れる(キャッシュフローの確保)

中古物件は残存耐用年数が短く、融資期間も短くなりがちです。新築であれば最長期間(私の場合は40年)で組めるため、月々の返済額を抑え、手残りを確保しやすくなります。

② 当面の修繕リスクがほぼゼロ

中古アパート経営の最大のリスクは、突発的な修繕(給湯器故障、雨漏りなど)です。激務の専攻医である私にとって、買ってすぐにトラブル対応に追われるのは避けたかった。新築なら設備保証があり、事業計画が狂いにくいです。

③ 入居者募集に圧倒的に強い

最新の設備(スマートロックや宅配ボックスなど)を備えた新築は、やはり入居者に選ばれます。競合物件との差別化が容易で、空室リスクを低減できます。

3. なぜ「木造」なのか?(減価償却の魔法)

RC(鉄筋コンクリート)造ではなく「木造」を選んだ最大の理由は、「減価償却」です。

減価償却期間が短い=単年の節税効果が高い

RC造 耐用年数47年
(償却期間が長く、毎年の経費計上額は小さい)
こちらを選択 木造 耐用年数22年
(償却期間が短く、毎年の経費計上額が大きい)

高所得者である医師にとって、不動産所得を赤字にして給与所得とぶつける(損益通算する)ことは、所得税・住民税を圧縮する強力な節税策になります。 木造は「早く経費化できる」ため、初期の節税メリットが非常に大きいのです。

※通常、木造は耐用年数が短いため融資期間も短くなりますが、今回は「劣化対策等級」などを取得した新築アパートだったため、「木造なのに長期ローン」という、キャッシュフローと節税を両立できる裏技的条件が使えました。

4. なぜ「都内」なのか?(資産防衛の鉄則)

私は北海道在住ですが、1棟目は「東京」を選びました。

  • 賃貸需要の底堅さ

    日本の人口は減っていますが、東京への流入は止まりません。空室リスクを極限まで下げるには、やはり東京一択でした。

  • 土地値が残る(資産価値)

    区分マンションとは違い、1棟アパートは「土地」も所有します。建物が古くなっても、都内の駅徒歩圏内の土地には価値が残ります。これは長期的な資産防衛になります。

  • 事業的規模(5棟10室)の達成

    私の物件は10戸以上あります。これにより一発で「事業的規模」の要件を満たし、青色申告特別控除(65万円)などの税制優遇をフル活用できるようになりました。

5. まとめ:攻めより「守り」の第1棟目

私が最初の投資物件として「都内新築木造1棟アパート」を選んだ理由

  • 医師の信用力をフル活用し、有利な融資(長期・フルローン)を引くため
  • 新築で修繕リスクを排除し、本業に集中するため
  • 木造の減価償却を活用し、高所得者の税金を圧縮するため
  • 都内の土地を持ち、資産価値の目減りを防ぐため

利回りは地方の中古物件に劣りますが、1棟目は「大失敗しない鉄壁の守り」を固める戦略を取りました。

この経験を糧に、2棟目以降はもう少しリスクを取って利回りを追及する(中古や地方など)戦略も検討中です。 医師の皆様の投資判断の一助になれば幸いです!

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▼ 参考文献・情報源

  • 国税庁: No.2100 減価償却のあらまし

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